「プライベートジェット」と聞いて、芸能人やセレブ層でしか使えないというイメージを持つ人も少なくないでしょう。
しかし近年、日本航空(JAL)の航空機が2024年年始に炎上し、預け入れのペットが亡くなった事件をきっかけにペットと機内同伴での飛行機移動のニーズや富裕層訪日外国人を中心に秘匿性高く、迅速かつ一般航空機では実現できない日本各地への空移動が流行するなどプライベートジェットの利用者は増加しています。
プライベートジェットのチャーターは、通常の航空機利用にはないメリットがあるのです。今回は、プライベートジェットの特徴、プライベートジェットのおすすめ業者の詳細などを解説します。
記事の最後に、プライベートジェットに関してよく挙がる質問もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
プライベートジェットとは?
プライベートジェットとは、個人で購入したジェット機、あるいは専門業者と契約してチャーター(貸切利用)するジェット機のことです。チャーターの場合、契約したプライベートジェットに搭乗して目的地まで就航してもらいます。
「個人でジェット機を購入するわけじゃないから、民間の航空機と変わらないのでは」と思う人もいるでしょう。しかしプライベートジェットには、通常の航空機の利用と異なる以下のようなメリットがあります。
- 秘匿性が高く、迅速に移動が可能。
- 他の乗客に気を使わなくていい
- 時間・就航先を自由に決められる(変更もしやすい)
- 搭乗のための面倒な手続きが不要(空港で並んだりする必要がない)
このように、通常の航空機利用で生じるストレスを軽減でき、自由な移動が実現するのがプライベートJETの魅力です。
プライベートジェット業者の選び方
「プライベートジェットを利用したいけれど、購入はハードルが高過ぎる」というかたにおすすめなのが、専門業者の利用です。業者に依頼すれば、自分だけのジェット機をチャーターで利用できます。
自分に適した業者を見つける秘訣は、次のポイントを押さえることです。
- 料金
- サービス内容
- 飛行時間
では、業者選びにおいて重要な3つのポイントについて、次より説明しましょう。
料金
プライベートのチャーターは、飛行区間・人数・機体の規模・サービス内容などによって決定される仕組みです。
結論から言うと、
- 乗客4~6人乗りまでの機体は、1時間1万ドル
- 乗客6~9人乗りまでの機体は、1時間2万ドル
- 乗客10~16人乗りまでの機体は、1時間3万ドル
がプライベートジェットの相場になります。
平均時速の計算は
- 直線距離が1000km以下なら平均時速600km
- 直線距離が1500km以下なら平均時速650km
- 直線距離が1500km以上なら平均時速700km
時速600kmと想定して800kmの直線距離を地図でご自身で見て計算ができます。
例えば、東京羽田空港から広島空港まで直線距離で約800kmなので
相場としては約1.3万ドルが片道料金となります。
また、業界の裏をお伝えすると、タクシーやハイヤーのように回送の概念が重要になります。例えば、羽田空港から韓国ソウルの金浦空港まで直線距離で1200kmで
上記相場に当てはめると、片道約3.5万ドルほどですが、もしその機体が中国から持ってくる場合は、その中国からの回送代金も含まれるのでもっと高くなります。
これが、プライベートジェットが一概に金額を計算できない難しい理由でもあります。
自分の予算の都合に配慮しながら、希望のチャーターをしなくてはいけません。
料金はなるべく安く済ませたいと考えている人もいるでしょうが、あまりにも格安だと提供されるサービス・環境もそれほど充実していないケースが少なくありません。環境などにこだわりがなく安く済ませたい人は料金により得られる環境を確認してから決めましょう。
自分の予算の都合に適した業者を見つけたい場合は、複数の業者をピックアップして比較すれば見つけやすくなります。(大体の業界予算として1時間)
サービス内容
プライベートジェットの業者選びでは、業者が用意したサービス内容にも注目することが大事です。業者ごとにサービス内容は異なるため、自分に必要なサービスがあるか確認しましょう。
サービス内容が充実していれば快適な時間が過ごせますが、料金もそれに比例して高額になります。サービス内容と料金を確認して、自分の予算でも問題ないか確認しましょう。
飛行時間
プライベートジェットの業者選びでは、飛行時間の確認も重要です。業者の公式サイトに記載されている飛行時間は、実際にかかる時間より短縮されているケースが珍しくありません。
その時間をそのまま信じて計画を立てると、後になって計画が狂う可能性もあります。Googleフライト・Googleマップなどで出発地から目的地までにかかる飛行時間を、事前に調べておきましょう。
プライベートジェット業者おすすめ比較ランキング
プライベートジェットを初めて利用する場合、どの業者にチャーター依頼をすればいいのか迷ってしまうという方もいるでしょう。そのような方のために、厳選したおすすめプライベートジェット業者を3社紹介します。
- 1位:ARIAir(アリラ)
- 2位:Airos エアロス(運営AirX)
- 3位:じゃらん
1位:ARIAir(アリラ)
特徴 | ・ケータリングサービスあり ・すぐに搭乗可能ペット同伴が可能 ・キャビンクルーによる優しいサポート ・機体の種類が豊富(HondaJet、G200など) ・24時間受付のコンシェルジュがいるため、予約がカンタン。 ・自宅やホテルから機体の目の前まで送迎付き。 |
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主なプラン | ・成田→千歳→成田:約200万円〜 ・東京→韓国(ソウル)→東京:約660万円〜 ・東京→香港→東京:200万円〜 ・東京→ロサンゼルス→東京:約4,000万円〜 ・東京→ホノルル東京→約3,200万円〜 ・東京→グアム東京→約24,000万円〜 |
運営会社 | 株式会社アリラ |
公式サイト | https://ariair.arila.co.jp/private-jet/ |
ARIAirのプライベートジェットチャーターは、ケータリング・キャビンクルーともに最上質のサービスが受けられるチャーターです。
出される食事は、厳選された食材によって調理された最高の料理が揃っているため、飛行機内のケータリングとは思えない食体験が味わえます。
また機内では、ジェット機旅行のコンシェルジェであるキャビンクルーのサービスを受けられるのも、ARIAirの特徴です。細やかで優しく洗練されたサービスは、空の移動をより快適にしてくれます。
通常の航空機の利用ではできないペットとの同乗も可能なのが、ARIAirの特色です。可愛いペットと離れることなく空の旅行を楽しめます。
2位:Airos エアロス(運営AirX)
特徴 | ・申し込みが簡単(LINEで可能) ・価格はアリラより高め ・東京離発着のプランがない ・宿泊付きプランもあるため宿の予約をする手間いらず |
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主なプラン | 【Citation C510 Mustang】 ・最大搭乗人数 4名羽田-関西 160万円(税込) ・羽田-那覇 284万円(税込) ・羽田-新千歳 181万円(税込) Cessna Citation M2 ・最大搭乗人数 4~6名チャーター料金(目安) ・羽田-関西 224万円(税込) ・羽田-那覇 493万円(税込) ・羽田-新千歳 348万円(税込) 【HondaJet】 ・最大搭乗人数 4名 ・チャーター料金は都度問い合わせ |
運営会社 | 株式会社AirX |
公式サイト | https://skyview.airos.jp/jet |
エアロスは、電話やサイト経由の申し込みだけでなく、LINEでの問い合わせも可能となっています。
ただし、東京離発着のプランがなく千葉から離発着するため、東京の夜景はほんの数分しか見れません。また株式会社AirXは、運行ではなく実際は運営だけの会社です。運行会社に直接連絡した方がお得といえます。
3位:Vista
特徴 | 全航空機クラスにわたるアイコニックなグローバルフリート |
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主なプラン | (掲載された情報の相場) ・国内:約300万円〜 ・国外:約900万〜3,500万円以上 |
運営会社 | Vista jet |
公式サイト | https://www.vistajet.com/ja-jp/ |
VistaJET、プライベートジェットに関する世界の情報を発信。
検索すれば、プライベートジェットの情報が出てくるので、簡単に必要な情報が入手できます。申し込みは見積依頼を実施し返信を待ちますが英語での対応が必須です。
プライベートジェット業者比較に関するよくある質問
プライベートジェットに関してよく挙がる質問は、以下の質問が多いです。
- ヒカキンのプライベートジェットの料金はいくらですか?
- 世界で一番安いプライベートジェットはいくらですか?
- プライベートジェットの日本人所有者は?
- プライベートジェットの事故率はどのくらいですか?
上記の質問とその回答を紹介します。
ヒカキンのプライベートジェットの料金はいくらですか?
YouTuberのヒカキンは、2022年、プライベートジェットをチャーターして日本縦断の1人旅を敢行しました。1日にかかるプライベートジェットの料金は1,000万円といわれています。
日本縦断のため数十日は必要であり、さらにチャーター以外に費用もかかるため、旅行で費やされた金額は1億円ほどかかったといっても、言い過ぎではないでしょう。年収3億以上ともいわれているヒカキンなので、妥当な金額といえるかもしれません。
世界で一番安いプライベートジェットはいくらですか?
世界で最も安いプライベートジェットはアメリカの航空機メーカー・シーラス・エアクラフトが製造・販売している「ビジョン・ジェット」といわれています。このジェット機のスペックは以下のとおりです。
- 価格:約200万ドル(約2億2000万円)
- 乗員:最大7名。
- 最大巡航速度:時速約555km
- 実用上昇限度:2万8000フィート(約8500メートル)
- 最大巡航距離:約1850キロメートル(最大巡航速度での飛行時)
最も安くてこの金額なので、チャーターがおすすめといえます。
プライベートジェットの日本人所有者は?
日本国内でプライベートジェットに該当しているジェット機は57機といわれています。所有している代表的な人物は以下のとおりです。
- 堀江貴文氏
- 千葉功太郎
- 山岸広太郎氏(共同でジェット機を所有
- 三木谷浩史氏(楽天会長兼社長)
- 天野雅博氏(飲食店プロデューサー)
ジェット機は維持費だけでも年間数千万円かかるので、大成功した実業家・有名人でないと所有できないといえます。
プライベートジェットの事故率はどのくらいですか?
事故率は年間1.6%の割合で起きており、民間定期便の0.4%より高めです。
そのため、プライベートジェットの利用が怖いと感じている人もいるでしょうが、どの業者も徹底した安全策・安全管理システムを導入しているため、命を奪うような事故の発生は極めて低いといえます。
プライベートジェットならARIAir(アリラ)
プライベートジェットのチャーターは、民間定期便よりストレスフリー・環境のカスタマイズが自由などさまざまなメリットがあるため、今後ますます普及するでしょう。
プライベートジェット利用を検討している方もおすすめなのが、ARIAir(アリラ)のプライベートジェットチャーターです。アリラのチャーターには以下のような特色があります。
- 移動にかかる時間省略が実現でストレスフリー
- スケジュール設定は柔軟に対応
- 秘匿性の高いプライベート空間で快適な時間
- アリラならではの安全管理で移動中の心配は不要
- ペットと機内で一緒に移動が可能
食事・スタッフともに最高級のサービスの提供が可能なので、空の移動中であっても、快適な時間が過ごせます。ご相談も常に受け付けているので、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。